新上五島町には、後世に残し伝えていく、すばらしい
伝統や風習が数多くあります。大漁や豊作を願い、行われている
郷土の伝統行事や祭事を紹介します!
-----伝承される古式ゆかしき先人たちの息吹-----
■■ 上五島神楽(新上五島地区) ■■
古くより、上五島に伝わる、伝統の神楽
であり、多くの舞の方を持ち、時に繊細
時に大胆に舞うその姿は多くの人を魅了
します。
現在は、上五島神楽保存会により、後世
にその魅力が伝えられています。
■■ みんかけ(似首地区・1月) ■■
町指定無形文化財である「みんかけ」の
「みん」とは水のことで、水をかけると
いう意味があります。
毎年1月3日 前年中に結婚した夫婦の
家を、七福に仮装した子ども達が訪ね歩
き、庭先にて独自の唄で踊り、笹で水を
かけ祝福する伝統行事です。
■■ 弁財天(有川地区・1月) ■■
かつて捕鯨で栄え、捕鯨文化が色濃く根
付く有川郷において、毎年恒例で三百年
以上の歴史をもつ伝統行事「弁財天(メ
ーザイテン)は1月14日早朝より、青
年達(大人から子どもまで)が揃いの着
物をまとい、太鼓を打ち鳴らしながら、
鯨唄を唄い大漁商売繁盛・家内安全を祈
願する行事とし継承されています。
■■ 的射り(小串地区・1月) ■■
毎年恒例の小串地区に伝わる伝統行事で
その年の厄年を迎えた方々の厄祓いを目
的としており、まずは、厄年を迎えた方
々の子や孫代表3名が、味噌にご飯を入
れて食べる出陣式があり、その後、公民
館にて12ヶ月の厄祓い(12本の矢を
的に射る)や365日の厄祓い(365
本の矢を的に射る)が行われます。
■■ 十七日祭り(有川地区・7月) ■■
町指定無形文化財である「十七日祭り」
は水難避けの意味を込めた、392年の
歴史を受け継ぐ伝統のあるお祭りです。
有川郷各地区から山車が参加し、海童神
社を皮切りに、最終のうどんの里まで、
計11箇所の奉納場所をまわり、にわか
芝居や華麗な踊りが披露されます。
■■ 祇園祭り(小串地区・7月) ■■
この時期、町内では各地区で祇園祭りが
開催され賑わいを見せますが、小串地区
では写真のように他地区とは違い独特の
「山車・ヤマ」を中央に地区内を笛や太鼓
の音とともに練り歩きます。このお祭りは
天文元年(西暦1532)疫病、災害等の
ないよう大漁満作 郷中安泰祈願として博
多より伝わったと言われています。
■■ 青方念仏踊り(青方地区・8月) ■■
旗持ちの「ヒョーイ、ヒョーイ」の掛け声
のもと、鐘叩きの鐘の音に合わせ、踊子
たちが円を描き太鼓を叩きながら踊るこ
の踊りは、青方地区で、約400年ほど
前より伝わる民俗芸能・青方念仏踊り(
先祖供養のため)・・・・・